「クレジットカードを厳選したい」
「ミニマル思考で選んだカードが知りたい」
そんな人のために、
ミニマリストのライフスタイルに合ったクレジットカード
をご紹介します!
以下のカードはわたしが実際に利用しているカードです。
また変化の激しいカード業界において今後も自分の価値観でカードが選べるように、
ミニマリスト(ミニマリズム)ならではの選定基準
も合わせてご紹介。
「セールやキャンペーンに振り回されて煩わしいのが嫌だ。」
そんな人も参考になると思います。
- ミニマリストがクレジットカードを選ぶ基準
- ミニマリストおすすめのクレジットカード① リクルートカードのメリット
- ミニマリストおすすめのクレジットカード② 楽天カードのメリット
- ミニマリストの節約術まとめ
ミニマリストがクレジットカードを選ぶ基準
年会費が無料である
ミニマリストのライフスタイルは、そもそも支出(カード支払額)が小さい可能性があります。
例えば毎月の支払いが10万円だと、還元率1%でもらえるポイントは100ポイント。
年間1,200ポイントです。
これではとてもじゃないですが、ゴールドカードやブラックカードの年会費をペイするのは難しいですよね。(たいていは年会費5,000円以上なので)
そこで「年会費無料」が第一条件になります。
ポイントの使い道が多い
せっかく貯まったポイントも、使う場所がないと宝の持ち腐れ。
ポイント運営元の自社サービスだけでなく、QRコード決済などを経由して、広くいろんな場所で使えるポイントが望ましいです。
宣伝・プロモーションが少ない
ミニマリスト的にはもっとも重要なポイントかも知れません。
必要十分な所有と消費を目指すミニマリストにとって、頻繁なセールやキャンペーンで煽られるのは望ましくない。
あくまで自分のペースで買い物をしたい。
そもそもカード会社がポイントを付与するのは、そのプレゼントしたポイント以上にわたしたちがお金を使うから。
つまりカードを起点に、企業側はお金を使わせるチャンス=宣伝機会を得るわけです。
なのでクレジットカードを使う以上、企業の宣伝を100%避けるのはムリ。
それでもカードは便利なのものなので使いたい。
そうなると、より”宣伝が少なめ”のカードがより現実的であり、ミニマリスト的だと言えるでしょう。
「いちばんオトク」を選ばない
各クレジットカードは、ポイント還元率が上がったり下がったり、あるいは税込みだったのが税抜きになったり、いろいろな変化があります。
よく「【悲報】〇〇カードが改悪!」なんてニュースは目にしますよね。
なぜ変化が激しいかと言うと、それは競争が激しいからです。
競争が激しいと各社いろんなキャンペーンを打つので、一時はすごくオトクな状態になったりします。
ところがその激しさゆえに、しばらくしたらまた改悪したり、競合他社のほうがお得になったりする。
つまり「いちばんオトク」は絶対安定しないので、オトクを求めるほど結果的に「宣伝・プロモーション」に自ら足を突っ込むカタチになります。
これは大げさに言えば資本主義の原理原則であり、健全な競争状態です。
しかしある意味で、それは永遠の競争が続くことを意味します。
「オトク=永遠の競争」に対して常にアンテナを張っている状態は、あまりミニマリスト的とは言えないのではないでしょうか。
消費や競争が悪いわけではありません。
しかしミニマリストはそれらを遠巻き見つめて様子を見ながら、必要に応じて参加するライフスタイルでしょう。
そうなると、ミニマリスト的なクレジットカードとは、長期にわたって還元率が安定しているカードが望ましいと言えます。
還元率が安定しているという事は、過度に競争がなくカードの運営が安定していることが想定できるからです。
では、以上の条件から、わたしが実際に使っているカードをご紹介します。
ミニマリストおすすめのクレジットカード① リクルートカードのメリット
年会費無料
年会費は文句なしの無料。
利用しなくてもリスクがないのでここは安心です。
ポイントが貯まりやすい
リクルートカードののポイント還元率は1.2%です。
無条件での1.2%は、他に類を見ません。
しかも、切り捨てがないのでとってもお得です。
例えば、「100円で1ポイント(還元率1%)」のカードって多いですよね。
リクルートカードと比べてたった0.2%の違いしかないので、プラスαのキャンペーンを加味するとそっちの方がお得に思える。
ところが「100円で1ポイント」だと、120円買い物しても、150円買い物しても貰えるのは1ポイントです。
ほとんどのカードがこのように1回の決済でその都度、ポイントが付与されます。
しかしリクルートカードはその月の請求額にまとめて1.2%分のポイントが付与されるので、端数の切り捨てがないんです。
例えば250円のものを4回買ったとしましょう。
「100円につき1ポイント」のカードの場合、貰えるポイントは8ポイントです。
これがリクルートカードなら、1,000円×0.012になるので12ポイントになります。
この計算だと、1.5倍も貯まりやすいことになります。
還元率が1.2%でそもそも高いこと。
そして切り捨てのない仕組み。
このふたつの特徴により、実生活ではかなり大きな差になってくるのがわかると思います。
ポイントの使い道が多い
リクルートカードのポイントは「リクルートポイント」で付与されます。
じゃらん、ホットペッパーなどで消費できる他、2024年からはなんとAmazonで使えるようになりました!
さらにリクルートポイントは「dポイント」「Pontaポイント」に等価交換できます。
他社のポイントサイトを経由する必要がなく、リクルートIDのサイトから公式に変換可能なのも便利ですね。
このふたつのポイントを利用すれば、まず使い切れないことはないでしょう。
いづれもd払いauPayを経由することで、多くのコンビニ、スーパー、ファストフード、ドラッグストアで使えます。
ポイントカードもアプリから利用できますので、サイフの中にカードを増やす必要もありません。
リクルートポイントは新規にポイントが付与されるたびに、有効期限が1年先に延びるので、実質的に期限もナシ。
そもそも請求額の少ないミニマリストなら、ポイントの存在を忘れてしまうこともあるかも(笑)
リクルートポイントなら、1年に1回ぐらい貯まったポイントをチェックして、何に使うかゆっくり考えられるので安心です。
宣伝メルマガが少ない
リクルートはその他のカード運営会社と違って、オンラインストアにあまり力をいれていません。
また株式会社リクルートは、
- 受験→スタディサプリ
- 就職→リクナビ
- 結婚→ゼクシィ
など、いわゆるライフステージ事業を手掛ける会社です
これらはユーザーが利用する期間・年齢は限られているので、宣伝もピンポイントなのでしょう。
少なくとも日々の買い物において、あっちがお得だ、こっちがお得だと振り回されるリスクは少ないと言えます。
改悪が少ない
リクルートカードについて調べてみると、サービスがはじまったのが2013年でした。
そこから今日に至るまでの約10年間、還元率1.2%で継続しています。
もちろん年会費は永年無料のまま。
そもそもリクルートは言わずとしれた「大企業」で、さっき言ったライフステージ事業においてライバルを圧倒する存在です。
その安定した企業だからこそ、リクルートカードのサービスも安定して継続しているのでしょう。
またリクルートは最近よく聞くオンラインストアやQRコード決済を中心とした「〇〇経済圏」からも、すこし離れた企業です。
だから過度な競争がない=大規模なキャンペーンがない=安定している、というわけなんですね。
キャンペーンが少ないのでリクルートカードは「いちばんオトク」とは言えません。
しかしだからこそサービスが安定しているし、過度な宣伝がない。
それなのにここまで紹介したとおり基本的な還元率が高く、ポイントを使い切りやすいので、「ミニマリスト向けクレジットカード」としては第一候補です。
リクルートカードのブランドはどれを選ぶべき?
- VISA
- MasterCard
- JCB
とブランドを選べます。
それぞれのメリット、デメリットは以下の通り
メリット | デメリット | |
VISA MasterCard |
海外で使いやすい タッチ決済ができる 電子マネーチャージの還元率が高い モバイルSuica、楽天edy、SMART ICOCAもポイント付与 |
発行に手数料1,000円が必要 |
JCB | 発行時のポイントプレゼントが多い モバイルSuicaもポイント付与 |
たまに使えない場所がある |
ここはそれぞれのライフスタイルに合わせて選べばOKです。
どちらかと言えばJCBのほうが新規発行時に手数料がかからず、なおかつポイントのプレゼントも2,000ポイントほど多いので(記事執筆時)、よく利用するスーパーなどがJCB対応なら、JCBがお得かと思います。
続いて第2候補になる楽天カードをご紹介します。
ミニマリストおすすめのクレジットカード② 楽天カードのメリット
年会費無料
リクルートカードと同じく、楽天カードも年会費無料です。
安心して申し込み、利用できます。
圧倒的な還元率
楽天カードがあることで、楽天市場におけるSPU(スーパーポイントアッププログラム)がかなり強力になります。
楽天カードを使うだけで、楽天市場では還元率が3%。
さらに楽天モバイルや楽天でんき、楽天銀行などの”楽天系”のサービスを使うことで、還元率がアップしていきます。
これらが俗に言う楽天経済圏です。
わたしの例でいうと、
- 楽天会員 1%
- 楽天カード +2%
- 楽天モバイル +4%
- 楽天銀行+楽天カード +0.3%
で合計7.3%です。(※2024年7月時点)
ここにお買い物マラソン、5と0のつく日、ご愛顧感謝デーなどのキャンペーンを合わせると、還元率が10%になることも少なくありません。
楽天で買い物する人なら、まず作って間違いないカードです。
関連記事:楽天経済圏のデメリット2選、メリット3選!年12万ポイント稼いだので結局、おすすめ
ポイントが使い切れる
楽天ポイントの汎用性の高さも魅力です。
楽天市場はもちろん、楽天ペイを使うことで街のあらゆる場所で消費することができます。
また楽天でんきや楽天モバイル、楽天カードの利用料金に充当することも可能。
楽天ポイントはふつうに暮らしていれば使い切れないことはまずないと思います。
アプリの家計簿が便利
楽天カードアプリに付属している家計簿アプリを愛用しています。
簡易的ですが十分に使えるので、楽天カードをメインで使っている人は試してみて下さい。
関連記事:【楽天カードアプリ】「家計簿」機能がけっこうおすすめ!
デメリットと上手に付き合えるなら楽天カードもあり
楽天カードは以上のメリットがあるので、人気ナンバーワンと言っても過言ではないクレジットカードになっています。
しかし繰り返しですが、だからこそメルマガ多かったり、改悪が多かったり、忙しいカードではあります。
改悪があるたびに、競合であるPayPayカードやdカードを検討しているとキリがありません…。
おおむね還元率のボーダーラインを自分で決めて、それを基準にすると良いのではないでしょうか。
わたしは、
- 街で使う 1.5%
- 楽天市場 5%
をボーダーラインにして、それを下回った場合のみ、退会を検討しようと思っています。
ここを下回ると、デメリットのほうが上回ると感じるからです。
おそらくですが、楽天に対してQRコード決済は通信大手3社、オンラインストアにおいてはAmazonと強力なライバルがいるので、ある程度の還元率は維持されていくのではないでしょうか。
すでに所有している人も多いと思いますが、まだ持っていない人は検討すべきカードであることは間違いないと思います。
ミニマリストの節約術まとめ
その他、ミニマリストのお金の考え方や節約術をまとめています!
なるべくシンプルに、セールやキャンペーンに振り回されず、それでも日々の生活をたのしむことを目指して。