「スッキリした片付いた部屋で暮らしたい!」
という人のために「物を減らす方法」をご紹介します!
わたしは自宅に人をお招きすると「ミニマリストだね!」と言われることが多く、また整理収納アドバイザー(準一級)の資格も取得しました。
その経験から、物を減らす方法やコツをご紹介します。
まずは物を減らす効果、そのメリットをしっかり理解して、モチベーションを高めましょう。
関連記事:ミニマリストがユーキャンで整理収納アドバイザー(二級、準一級)を取得した体験談。費用やスケジュールなどを紹介
物を減らす効果5選
探し物がなくなる
物が多いと使いやすい場所に整理収納するのが難しくなり、ぱっと見でどこに何があるかわからない状態に。
物の絶対量が少なくなると、整理収納が簡単になります。
よく整理された収納なら、とうぜん探しものは見つかりやすくなりますし、すぐに
「あれはあそこにある…!」
と思い浮かべることも可能になります。
選択に迷わなくなる
「今日は何を着ようかな?」
という楽しみはもちろんありますが、あまりに多すぎれば朝から選択疲れです。
スティーブ・ジョブスのように1パターンに絞る必要はありませんが、3パターンぐらいにまとめておくと楽ちん。
掃除する時、料理する時、選択肢が多すぎるとそれだけで腰が重くなります。
掃除が楽になる
掃除をはじめようと思ったら、まずテーブルの上を片付けて、本棚のインテリアを動かして、床に置いてるゴミ箱、椅子、フロアランプを動かして…とやっていたら、一度の掃除がとってもたいへん。
物が少なければ、その手間も最小限です。
さっと掃除に取りかかれて、いつでも清潔な部屋が保てます。
あるもので満足できるようになる
人の幸せの半分は愛着です。
でも愛着が湧くには、その物を長く使わなければいけない。
たくさんの物に囲われて、目移りするように使っているといつまで経っても愛着が湧きません。
愛着がわくと、今あるもので満足感を得られるようになります。
お金が貯まる
物を減らしてそれで暮らすことに慣れれば、必然的に買い物が少なくなります。
そうすればもちろん、節約になりお金が貯まる。
よく「お金持ちの家は物が少ない」なんて言いますが、こういった理由もあるでしょう。
物を減らすコツ① 不必要なものを取り除く
まずはどこから?小さいスペースに狙いを定めよう
断捨離の方法はいろいろありますが、難易度が低いのは
片付けたい小さなスペース
からはじめること。
「キッチン」とか「リビング」ではなく、「勉強机の引き出し」とか、「食器棚」など、小さいスペースです。
大きなスペースだと途方に暮れてしまうので、まずは小さく始めます。
また場所別ではなく、家中の物をジャンル別に集めてやる断捨離術もあります。
それも一気に片付いて非常に効果的ですが、家族の協力が必要になり、気軽に始めれれません。
なので、とりあえず小さなスペースで小さな成功を体験して、勢いをつけることをおすすめします。
まずは何から?物を使用頻度に分けよう
片付けるスペースが決まったら、そこにあるものを
- よく使う物
- あまり使わない物
- 使わない物
に分けましょう。
ポイントは「その場所にふさわしいかどうか?」を考えること。
「そこに置いてある必要はあるか?」という目線が大切です。
「あまり使わないもの」「使わないもの」は、そこにあるが故に、不便になっていることが考えられます。
例えば勉強机の引き出しには、主に文房具を入れているでしょう。
そこに一緒にバンソウコウとか消毒液とか入っていないでしょうか?
救急箱に入っているような道具は「あまり使わないもの」ですし、おそらくそこに収納しなくても良いはず。
なので、バンソウコウや消毒液を他の場所に移します
するとその引き出しにはよく使う文房具だけになり、使いやすさがグッと向上します。
引き出しを開けた時の目に入る情報量が少なくなり、物の定位置が一目瞭然になるからです。
整理収納アドバイザーは、
- 整理 → 不必要なものを取り除く
- 収納 → 使いやすいようにしまう
の2ステップが基本的な考え方になります。
必ず整理が先にきます。
これは絶対条件で整理せずに収納を頑張っても暮らしは良くなりません。
なので、まずはスペースを小さく区切ってトライし、整理に慣れることをおすすめします。
使わない物の中で「明らかなゴミ」を捨てよう
「使わない(その場所にふさわしくない)」と判別した中にも、
- 季節の物
- 思い出の物
- ゴミ
など細かい分類があるでしょう。
とりあえず捨てるのはゴミだけで大丈夫だと思います。
ミニマリストの断捨離術だと、「季節の物」「思い出の物」も捨てることを推奨するかもしれません。
それはそれで自由ですが、一般的には抵抗があるはず。
なので、それらは保留ボックスにひとまとめにしたら倉庫的な場所に移しておきます。
その際、箱の表面に中身を明記しておくことをおすすめします。
片付けた日付も書くとなお良いです。
その後は定期的に保留ボックス見直し、捨てられる気持ちになったら捨てましょう。
まず捨てるべきは「明らかなゴミ」です。
例えば先ほどの引き出しの例だと、
- インク切れのボールペン
- 小さすぎる消しゴム
- 3個もあるホッチキス
などなど。
これらをしっかり捨てることで達成感を味わえますし、モチベーションが上がります。
使いやすく収納しよう
これで、
- よく使う物
- あまり使わない物
のふたつがその場所に残ったと思います。
これを収納します。
「よく使う物」を手前や腰の高さに。
「あまり使わない物」は奥や足元、あるいは上部に収納します。
例えば文房具を引き出しに収納する場合、
- よく使うペンや消しゴム→手前
- たまに使うハサミやノリ→奥
に収納します。
また文献やファイルなど、たまに観覧するものは一番下の引き出し収納します。
合わせてアクション数を減らせないかどうかも検討してみて下さい。
例えば文房具をペンケースに入れたまま引き出しに収納しておくと、
- 引き出しを開ける
- ペンケースを開ける
の2アクションが必要になります。
ペンケースに入れないで、例えば引き出しの中を仕切り板で区切って収納する方がアクション数が少なくなります。
使用頻度が極めて高い場合、2アクションから1アクションに変わるだけで日々のストレスがグンと減ってきますので、ぜひ検討してみて下さい。
こういった収納術もやはり整理ありきです。
なので、ぜひ冒頭に戻って整理からトライしてみて下さい。
物を減らすコツ② 余計なものを買わない
まとめ買いをしない
家の中にストックが増えてしまいます。
ストックすると、ストック量を把握する必要が出てくる。
でも自宅のストック量をいつでも丸暗記している人って、まぁいないですよね。
だから、
「まだあるのに、買ってしまった…」
という現象が起きます。
すると消耗品の循環が悪くなり、物が増えていく原因に。
関連記事:ミニマリストがストックしている消耗品や食品。そしてあまりストックしない理由
まとめ買いは金銭的には得をしそうです。
でもまとめ買いをすると、季節や気分によって柔軟に物を選ぶたのしみが減ってしまう。
完全にじぶんの暮らしに定着したもの以外は、なるべくまとめ買いをしないようにします。
兼用できる物を買う
例えばわたしはその場所専用の洗剤を買わずに重曹を使います。
洗顔料はボディーソープと兼用で、最近はハンドソープとも兼用してみました。
関連記事:ハンドソープをボディソープで兼用するメリット・デメリット!ひとり暮らしにおすすめ?
このように兼用にチャレンジすることで、物の絶対数が減らせます。
ちいさなお子さんがいる家庭だと強力な洗剤が必要な場合も多いですが、ひとり暮らしの方なんかは検討する価値はありますよ。
使い切ることを徹底する
使い切るまで買わない。
これを意識するとモノが増えるのを抑制できます。
消耗品はもとより、服も”着倒す”ことを意識したい。
またしっかり使い切るためにも、多用途で兼用できるものを買うのがやっぱりおすすめです。
小さな工夫でゴミを減らす
エコバッグを持つようにして、紙袋やビニール袋を減らす。
もっとも、最近はエコやサスティナブルの観点から、エコバッグを持つのが当たり前になりました。
でも、そうなったらそうなったで、家の中にエコバッグが増えがちになりますよね(笑)
エコバッグの大量生産&大量廃棄はあまりにもシュールなので、厳選したエコバッグを長く使いたものです。
あとはチラシ拒否ステッカーもおすすめ。
99%ゴミになる水道修理のマグネットチラシやデリバリーフードのチラシ。
これをを貼ってみたところ、激減しました!
別に手書きした紙を貼っても効果はあるようです。
でも屋外だと劣化するし剥がれやすいので、専用ステッカーを張りました。
重要な書類が届いた時に気づきやすいですし、なかなかおすすめです。
関連記事:チラシお断りステッカーを貼ってみた!2週間での効果は?
このように小さな工夫でゴミを減らすようにすると、部屋がすっきりして物が減らせます。
ベーシックな服を選ぶ
トレンドとは1年、2年で過ぎ去っていくものなので、トレンドを意識すれば確実に服が増えるでしょう。
だからベーシックな服を選べばいい。
しかし、ベーシックとはなんでしょうか?
これは年齢や性別、趣味趣向などで変わってきますよね。
ひとつのヒントになるのが、ブランド(メーカー)で選ぶこと。
安価なファストファッションブランドでも、大まかに言って
指向性 | ベーシック | トレンド |
ブランド |
UNIQLO |
ZARA H&M |
といった区分けができます。
例えばUNIQLOは、もう何十年もフリースを売っています。
あとはヒートテックとかエアリズムとかインナーも。
これはユニクロが「LIFE WEAR」のキャッチフレーズとおり、ベーシックな普段着を何年もかけて改良し続けていくブランドだからです。
対してZARAやH&Mは主にハイブランドから発信されたトレンドを素早くキャッチして、大量に作り、売るというビジネスモデルなんですね。
その意味で「ファストファッション」と言われます。
服のスタイルは、トレンド(最先端)→流行→ベーシック(定着)と流れていきます。
昔はトレンドだったものが、一通り流行りきって、UNIQLOに取り入れられる頃には定着している。
なので、基本的にベーシックスタイルを志向するブランドで服の8割を構成したほうが、無秩序に服を買わなくて良くなります。
ベーシックアイテムを買い揃え、劣化した頃に新調すると、その時のトレンドが程よく取り入れられており”外さない”。
そのようなゆっくりしたスピードでトレンドと付き合うと「着ない服」を減らすことができそうですよね。
もちろん、トレンドを取り入れるのはファッションの楽しみのひとつ。
しかしトレンドアイテム100%だと、毎年毎年、何着も買い続けることになって服が増える。
トレンドは全体の2割ぐらいで上手に取り入れるのが、ちょうど良い具合ではないでしょうか。
関連記事:【30代】ユニクロでおすすめのメンズ服、無難な普段着の選び方を紹介
無印良品:無印良品のおすすめメンズ服を紹介!失敗しない買い方も
【関連】自分で片付けるのが難しいと感じたら?
今日も読んでいただきありがとうございます。
関連記事にて、整理収納アドバイザーの片付けサービスについてまとめています。
料金相場やサービス内容を、わたし自身が資格を取得した経験を交えて解説しています。
「ちゃんと片付けているのに、なぜか散らかる…」
そんな時、収納や物の持ち方を見直すタイミングかもしれません。
プロのサポートで散らからない仕組みを整えましょう。
関連記事:【整理収納アドバイザーが解説】片付けのプロに頼む!サービスと料金まとめ