「老後って、どうやって備えたらいいんだろう?」
30代も半ばを過ぎると、体力の衰えや周囲の変化に敏感になり、「まだまだ先」と思っていた老後のことを少しずつ意識するようになります。
特にわたしのように、パートナーも家族もおらず、ひとりで気ままに暮らしていると、不安はゼロではありません。
むしろ、気ままだからこそ、将来の漠然とした不安に立ち止まる瞬間があるんですよね。
そんな中で支えになっているのが、「ミニマリズム」の考え方です。
この記事では、ミニマリストのわたしが、老後に向けてどんな備えをしているのかについて、
お金・健康・情報・孤独の3つの視点から、リアルな気づきをお話しします。
お金の不安を減らす暮らし方
「老後2000万円問題」という言葉が話題になった時期がありましたよね。
その数字だけを見て、「そんなに貯められるわけない」と感じた人も多いと思います。
でも、実際にはかなり高めの生活水準を想定しての話。
ミニマリストとして暮らしてみると、「そんなにいらなくない?」と思える瞬間が増えてきます。
わたし自身、月15万円ほどで暮らしていますが、これは節約してるというより“ちょうどいい”感覚。
少ない持ち物、シンプルな食事、安定したルーティン。
不思議とこれで不満がないんです。
老後も同じで、派手さより心地よさを基準にすれば、2000万円なくてもちゃんと暮らしていける可能性は高い。
もちろん、お金は必要です。
でも「必要な分」さえわかっていれば、過剰な不安に振り回されることもないと思うんです。
※物欲を落ち着ける日をつくっています → ミニマリストの無買デー。買わない日が、ちょっと心地いい理由
健康を保つミニマリズム
お金があっても、健康じゃなければ使い道がない。
そう感じたのは、ランニングを習慣化してからでした。
運動って、続けてると調子がいい。
でもやめるとあっという間に体が重くなる。
つまり、健康は“貯金”じゃなくて“日々の投資”なんですよね。
最近は、ジムでランニングを続けています。
短時間でもいいから“動物としての前提”を意識して動くようにしています(笑)
そしてもう一つ大きなテーマが「孤独」。
よく「孤独は喫煙と同じくらい健康に悪い」と言われます。
たしかに、ずっとひとりだと気持ちが落ち込んだり、不安が増えたりする。
わたしは比較的ひとりが平気なタイプですが、それでも「他人とのふれあい」の価値は無視できないと感じます。
だからこそ、「孤独上等」みたいな情報にはちょっと距離を置きたい。
ミニマリストであっても、人とのつながりをゼロにする必要はない。
むしろ、自分にとって心地いい範囲で関わり続けることが、老後の健康にも効いてくると思います。
※フィットネスジム「ティップネス」に通ってみた話 → 【評判口コミ】ティップネスに2年通った感想。メリット・デメリットを本音レビュー
情報の断捨離でメンタル安定
老後が近づくほど、増えるのが“時間”。
その時間をどう使うかが、暮らしの質を大きく左右します。
スマホ、SNS、ニュース…。
どれも便利ですが、放っておくと気づけば何時間も吸い取られていたりします。
これって、情報の“過食”状態なんですよね。
最近わたしは、「通知」や「タイムライン」をバッサリ削除しました。
使う時間を“制限”するよりも、物理的に見ないようにするのが一番効果ありました。
これって、ミニマリズムとすごく似ていて、「捨ててみてはじめて気づくスッキリ感」があるんです。
老後に向けて、スマホとの付き合い方を整えることは、メンタルの断捨離にもつながると思います。
※やめてどうなったか? → ミニマリストブロガーがSNSやめて4年。良かったこと3選
ミニマリストが老後を楽しく生きるために
じゃあ、いま具体的に何をすればいいのか?
答えはすごくシンプル。
-
家計をスリムにする
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運動習慣をもつ
-
人と関わる機会をつくる
-
SNSから離れる
まずはこの4つを意識するだけで、老後の不安はだいぶ軽くなると思います。
おわりに:「明日を生きる」という選択
老後のことを考えると、つい「先が不安だ」と思いがちです。
逆に、「今が良ければいい」と投げやりになることも。
でも、その中間にあるのが「明日を生きる」という意識だとわたしは思っています。。
明日も今日と同じように笑えたらいい。
そのために、今夜は夜更かしせず、夜食もやめて、ちゃんと寝る。
そんな一つひとつの積み重ねが、老後という未来の土台になるのかもしれません。
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