「SDGs」や「サスティナブル」と同じく「エシカル」という言葉もよく聞かれるようになりました。
エシカルとは倫理的という意味。
生産の仕方、消費の仕方において人権や環境、動物に配慮した方法を指します。
なにか志が高い気がしますが、実際にやることはそう難しくない。
この記事では、わたしがやっている
ちょっとエシカルな暮らし
をご紹介します。
買い物編
エシカルブランドを選ぶ
環境や人権に配慮したブランドがあります。
わたしが購入したエシカルブランドだと、
- シューズ VEJA
- バッグ・小物 FREITAG
- マグカップ MiiR
などがあります。
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エシカルをテーマにブランドを選ぶ際に気をつけているのが、運営歴の長いブランドを選ぶこと。
エシカルには常にグリーンウォッシュ(口だけのエシカル)の問題がつきまといます。
VEJAやFREITAGも近年のSDGsの流れから再注目されていますが、それ以前からずっとあるブランドです。
時代の流れに関係なく、自らの意思でエシカルを長年に渡って推進しているブランド。
そういったモノを選ぶと、安心感が強いかと思います。
地元のお店を選ぶ
地元で採れた食材を地元で調理して提供する。
地産地消は環境負荷が低いと言います。
長距離を輸送しないので、エネルギーの節約になる。
もちろん、完全な地産地消はむずかしい人がほとんどのはずです。
それに地元の飲食店がすべて地元の食材を使っているわけでもありません。
それでも大量消費・大量廃棄の流れが少し離れた場所で買い物することは、少なからずエシカル的だと思います。
なにより地元のお店は美味しい。
3回に1回ぐらい、大手から地元のお店に変える。
そのぐらいからまずは始めたいですね。
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洋服編
洗濯石けんで洗う
石油由来の合成洗剤も浄水されて川に戻されているわけで、いちがいに環境負荷が高いとは言えません。
しかし自然に考えると、天然由来の石鹸の方がより自然に還りやすいのではと考えています。
また石油由来の商品の節約することも意味があるのではないでしょうか。
現在は石けんと重曹で洗濯しています。
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天日で干す
洗濯乾燥機を稼働させるエネルギーの節約です。
実は以前はよくコインランドリーを利用していました。
しかしある日「日光って無限にタダじゃん」ということに気づいたら、急にオトクな気分に(笑)
服へのダメージを考えると、天日干しと乾燥機はほぼイーブン(陰干しがいちばん優しい)だし、だったらお金がかからないほうが良いかなと思っています。
古着は回収に出す
服を手放す時は、
- 店舗の回収ボックス
- リサイクルショップ
を活用しています。
まだ明らかに着れそうなものはリサイクルショップへ。
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傷んだものは店舗の回収ボックスへ。
回収ボックスだと着れない服も再生に回されるそうです。
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以上に該当しない服は自治体の古着回収か燃えるゴミに出します。
ゴミ出し編
プラスチックはリサイクルに出す
燃えるゴミ、燃えないゴミとは別にプラスチックゴミの回収が始まりました。
どうやら再生に回されるそうです。
害虫対策としてプラスチックケースは洗って乾かして捨てるようにしていたので、今ところ負担なく分別できています。
エシカルに対するスタンス
エシカルな社会とは、調べれば調べるとほど一筋縄ではいかないと感じます。
例えば紹介した古着の回収について。
着れる服は途上国へ寄付されたり、海外の古着業者が買い取ったりするそうです。
しかしその国で今度は古着が供給過多になり、大量廃棄されるケースがある。
それでは結局、廃棄を他国に押し付けているだけでは…。
そんな疑問も当然ありますよね。
エシカルとは人類規模の問題であり、非常に複雑です。
人はそういった複雑な問題に直面した時、得てして一発逆転の解決策に飛びつきがち。
あるいは全てを諦めて、享楽的になるかどちらかです。
しかし一発逆転の妙案なんてほとんどありません。(なぜなら複雑だから)
その前提に立った時、エシカルにとって大事なのは解決より前進だと言います。
夢のエネルギーに期待して自らは行動しない。
逆に短絡的に「全てが無駄だ」と開き直る。
そのどちらでもなく、粘り強く実験と検証を繰り返していくしかほかない。
これはサッカーに似ているなって思います。
短絡的な結論とは、(味方の)ゴールキーパーがロングシュート打つようなもの。
しかしそれでゴールが生まれることはありません。
それぞれがボールを繋ぎ、それぞれのポジションで最善のプレーをすることで、奇跡のようにゴールは生まれます。
この社会がひとつのチームだとすれば、みんなそれぞれポジションが違います。
消費者として、生産者として、政治家として、経済学者として、できることは違う。
それぞれがその場所で最善のプレーをするのが大切です。
今回紹介した例は、主に消費者としてできることでした。
エシカルのような小さな志は、結局じぶんの暮らしを楽しく、元気にしてくれるものだと思います。
ぜひ試してみてください。