化学繊維だけを選び、
洗濯乾燥機を買って、
乾燥までいっきに!
それはある意味、理想のミニマリストスタイルです。
けれどファッションの楽しみがいくらから抜け落ちてしまうのは確か。
一方で「ファッションを楽しむ」をよいことに、貪るように服を買ってしまえばたしかに洗濯や管理の手間は少なくない負担になってきます。
わたし自身もミニマリスト的に手間は少なくしたいけれど
快適にファッションと洗濯を楽しむ方法
を日々、模索しています。
この記事では、洗濯にフォーカスしてわたしのやり方をご紹介していきます。
ミニマリストの洗濯道具
洗剤はMIYOSHIの洗濯石鹸、重曹、過炭酸ナトリウム
基本的には液体の洗濯せっけんと重曹を使います。
洗濯せっけんはおしゃれ着にも使えるので、「おしゃれ着用」の洗剤を別途用意する必要がありません。
また重曹は掃除など色んな用途で使えます。
過炭酸ナトリウムは白ものや枕カバーの除菌漂白に使います。
なのであまり出番はありませんが、使用すると強力に汚れが落ちてスッキリしますね。
過炭酸ナトリウムも掃除に利用できます。
関連記事:【評判口コミ】ミヨシの洗濯せっけんレビュー!メリット5選、デメリット3選。重曹をプラスするとグッド
ふつうの縦型洗濯機
洗濯機はごくごく一般的な縦型です。
むしろ一番リーズナブルなやつ。
今のアパートがベランダに洗濯機を置く部屋なので、あまり高価なのは置けない(笑)
IKEAのハンガー
IKEAの竹製ハンガーを使っています。
竹製なので水に強く、干す時にも使えますし、保管時にも使えます。
厚みがちょうどよく、肩にポコっと痕がつかないのもグッドポイント。
ただまったく同じハンガーは廃盤になってしまい、現行品はデザインが変わりました。
IKEAの物干しラック
これは東京で一人暮らししているなら、とてもおすすめできるアイテム。
一人暮らしのアパートのベランダにちょうどよい大きさで、ちょっとした作業台にもなり、なかなか便利です。
楽天で購入したピンチハンガー
プラスチックのピンチハンガーは紫外線で劣化するイメージがあり、ステンレスにしています。
購入して4年経ちますが、大きな故障なく使えています。
輪っかのパーツが歪んできたりもするのですが、修理しながら使えます。
洗濯ネットは無印良品と100円ショップ
洗濯ネットはミニマリスト的には省きたいアイテムですよね。
しかし個人的にはいちばん重要だと思っています。
っと言うのも、ネックのヨレのいちばんの原因は洗濯機の中で服が絡まることです。
わたしはできるだけ長く着用したいと思うので、ほぼ全ての服をネットにいれて洗濯しています。
ネットを使って、太いハンガーを使えば、ネックのヨレは起きにくい。
使っているネットは主に無印良品と100円ショップのもの。
無印良品のネットは裏表がない、いわばリバーシブルで使えます。
これによりひっくり返ったネットをいちいちもとに戻す作業がなくなります。
ミニマリストの洗濯の方法
タオル・下着類は「通常モード」「洗濯せっけん+重曹」
匂いが気になるものは、重曹をプラスします。
ほとんど目分量ですが、目安としては10リットルにつき大さじ一杯程度だとか。
重曹をいれると、例えば部屋干しでもだいぶ匂いにくくなっておすすめです。
色物は「通常モード」「洗濯せっけん」
それ以外のトップス、ボトムスは洗濯せっけんでふつうに。
一部、ウールやカシミヤを洗う際は「おしゃれ着モード」を使うこともあります。
その場合も洗剤は洗濯せっけんです。
天日で干す
陰干しより、天日で干すことが多いです。
服のダメージを考えれば、陰干しがベスト。
ただ天日干ししたときのパリッと感と、紫外線による殺菌効果を期待して、わたしは天日干しが好きです。
退色が気になりますが、タオルや下着など人に見せないものは、色落ちしても良いと割り切っています。
黒いボトムスなど気になるものは、裏返して干します。
また退色対策としては、長くても4時間ぐらいで取り込むことが重要だと思います。
わたしは在宅ワークということもあり、比較的に洗濯に合わせて行動することもできる。
そもそも乾燥機でそのままガーッと乾燥させるミニマリストも多いですよね。
わたしはさっき言った通り、ふつうの縦型洗濯機なのでそれはできない。
またネットを使うので、仮に乾燥機があっても、ワンタッチで全自動というわけにはいかないでしょう。
電気代を考えれば、日光は無料なのでオトクとも言える(笑)
収納はハンギングをメインに
トップスとボトムスはハンガー収納しています。
例えばシャツなら洗いざらしをそのままクローゼットに入れるだけなので、すごく楽。
Tシャツも地厚なコットン100%なら、ハンガー収納でもネックが伸びる感じはしません。
さっき紹介したIKEAの竹製ハンガーなら、わざわざハンガーを取り替える必要もないですし、スペースに余裕があればぜひおすすめしたい収納方法です。
関連記事:手持ちの服を全てハンガー収納にするメリット4選。できればみんな、やった方が良いやつだった
洗濯の前に、服そのものを検討する必要がある
バスタオルを買わない
一人暮らしなら、ほとんど必要ないかなと思います。
バスタオルは干す時にスペースを取りますし、やっぱり乾くのも遅い。
乾きやすいようにジャバラ干しをするのも、手間と言えば手間。
基本的にはフェイスタオルサイズで、ちょっと質の良いものを使うのがミニマリスト的かなと思います。
関連記事:【フェイスタオルのみ】ミニマリストがおすすめするタオル3選【バスタオルはいらない】
絨毯・マット類を減らす
わたしはリビングに絨毯はなく、キッチンマットも使用していません。
またバスマットは珪藻土マットを使っています。
洗濯するものを減らすのは、やはりミニマリスト的には重要な工夫になります。
ウール、カシミヤ、コットンなど天然繊維を選ぶ
どちらかと言えばミニマリストの服は、化学繊維のイメージが強いのではないでしょうか。
撥水や防風、抗菌防臭、速乾など機能性が付与されたハイテクな素材。
確かにある面では便利で、わたしも化繊の服はたくさん持っています。
でも化学繊維にもデメリットがあります。
まずは匂いが定着しやすいこと。
化学繊維は元が石油ということで、同じ”油”である人の皮脂と結合しやすいのだとか。
もちろん、様々な加工が施されている商品が多いですが、加工ですから着用と洗濯を繰り返すと落ちてくる。
根本的に匂いがつきやすいのは覚えておきたい特徴です。
対してウールやカシミヤなど動物繊維は、本来的に抗菌防臭機能が高いと言われます。
なので、汗をかきにくい冬なら1回ごと洗濯しなくても大丈夫。
調湿機能も高いので、着心地が快適なのもメリットです。
もしウールに抗菌や調質機能がなかったら、羊さんもすぐ病気になってしまいますよね。
そう考えると納得感があると思います。
また紫外線による退色が起こりやすいのも化学繊維ではないでしょうか。
そして化学繊維の服は、アウトドアやスポーツ、あるいはスーツスタイルにルーツをもつ製品に使われることが多いです。
それらの文化に色落ちやダメージを楽しむ価値観はほぼないでしょう。
逆にコットン100%の製品は色落ちやダメージも楽しむワークやミリタリーにルーツをもった製品が多いです。
例えばデニムは、履き込むほど良いという価値観が根強いですよね。
その意味では化学繊維は見た目の寿命が短いとも言えます。
最近は家庭洗濯できるウールやカシミヤも増えています。
多くは手洗い推奨ですが、例えばユニクロだとほとんどのウール・カシミヤ製品が家庭洗濯可能ですね。
関連記事:【24年】ユニクロのカシミヤクルーネックセーター(メンズ)をレビュー。意外と便利な冬の相棒
なので、過度に洗濯の手間が増えるわけではないかと思います。
化学繊維は多くのメリットがあれど、
- 劣化しやすい
- 劣化を良しとしない
というデメリットがあります。
そうなると、意外なほど頻繁に買い替える必要があるでしょう。
買い物を減らしたいミニマリストにとっては実は少なくないデメリットではないでしょうか。
化学繊維は染色の強いブランドを選ぶ
それでも化学繊維を選ぶ場合、できるだけ染色が強い(強そうな)ブランドを選びます。
個人の感想ですが、ファストファッションではユニクロがもっとも堅牢度の高い染色をしていると思います。
コットン100%の製品ではそれほど違いは感じません。
しかし化学繊維となるとユニクロが強いです。
ユニクロは世界的なスケールでものづくりしているので、かけられるコストがやっぱりぜんぜん違うのかなと思います。
総合的に見ると、
- 家庭洗濯できる動物繊維
- 染色の堅牢度が高い化学繊維
を豊富に扱っているユニクロが、やはり洗濯の面も考えてもおすすめブランドになってきます。
関連記事:ユニクロで買える、ミニマリストおすすめの最強メンズ服5選!シンプルファッションのベースを作る