気づけば毎日、決まりきった食事をしています。
わたしは30代の男性。
そしてフリーランスで在宅ワークなので、自炊の割合が多いです。
自炊が負担にならず、かつ栄養があり、それでいて美味しく食べられる。
そんなメニューを求めて、今ではこんな食生活に落ち着きました!
わたしの質素なごはん
【朝食】オートミール卵がゆ
- オートミール 30g
- ゆで卵 1個
- 塩昆布 適量
以前は朝を食べないことが多かったです。
しかし1年前からスポーツジムに通うようになって、朝ごはんの重要性を実感。
オートミールは白米や食パンより糖質抑えめで、タンパク質と食物繊維が豊富です。
ゆで卵は脂質とタンパク質。
塩昆布は味つけの意味が大きいですが、わずかにミネラル。
時間は7:30頃が多いです。
【昼食】白米、納豆、豆腐、めかぶ、etc…
ここでしっかり糖質をとる。
白米が絶対ではなく、蕎麦やうどんやラーメンなど、袋麺もここで気兼ねなく食べます。
必ず食べているのは、
- 納豆
- 豆腐
- めかぶ
の3つ。
めかぶにオリーブオイルと酢をドバドバっと入れて混ぜ、それを豆腐にかけて食べます。
ネバネバによってオリーブオイルと酢がまとまって、余すことなく食べられる気がする。
白米じゃない時は、そこに納豆も混ぜてしまいます。(白米だと納豆ご飯にする)
あとは動物性タンパクも欲しいので、じぶんで作った鶏胸肉のそぼろやめんどうな時は3個300円程度のツナ缶をひとつ。
ちょっと余裕がある時は、近所の八百屋さんで漬けているぬか漬けを買ってきて食べるのも好きです。
昼食は11:00頃に食べることが多い。
【夕食】鶏胸肉、サラダ
夕食はいちばん固定されているかもしれません。
スーパーで売っているパックサラダに茹でた鶏胸肉を300gほど。
ちょっと肉が多すぎる気がしますが、食べるのが18:00頃なので多めじゃないと夜にお腹すくんですよね…。
またサラダパックも生野菜より栄養が損なわれている気がしてならない。
でもひとり暮らしだとなかなか調理と保存がめんどうで。
夕食はもうちょっとヘルシーにブラッシュアップできるかもしれません。
ドレッシングは買わずに、家にある調味料で適当に味付けします。
いろいろ試したんですが、安いドレッシングは全部「うま味調味料味」だなと思いました(笑)
ベースの旨味はいっしょで、香料で変化をつける印象。
逆にちゃんと個性のあるドレッシングは割高になるので、けっきょく自家製ドレッシングで落ち着きました。
固定化した質素な献立のメリット
節約になる
そんな代わり映えしないメニューは月々だいたい40,000円超えない程度。
35,000円いかない月もあります。
これは白米を実家から送ってもらっているのが大きいですが(笑)
それでも決して贅沢な金額ではないでしょう。
とは言え、個人的には節約目的で質素なご飯にトライするのはあまり効果的ではないと思います。
もちろん食費がうわぶれないことは大事。
でも減らせる金額が少ないので、節約してもお得感が少ないのが食費です。
月々20,000円の食費で体力が減退するより、月々40,000円で栄養をしっかり取るが重要ではないでしょうか。
調理が楽
毎日同じことの繰り返しなので、作業が早くなります。
わたしは鶏胸肉のそぎ切りが上手になりました(笑)
頭を使わなくても良いのメリットです。
毎日、献立を考えるのはひとり暮らしだと大変ですよね。
わたしは他人と住んでいた時は、いろんなメニューを作っていました。(喜んでくれる人がいるので)
しかしひとり暮らしの場合、自炊は質素なご飯、凝った料理は外食と割り切ったほうが楽ちんだなと思います。
体の変化がわかる
たまに外食して揚げ物を食べると、少し肌が荒れたり、体重が増えたり、疲れが残ったりするのを感じます。
毎日いろんな食事をしていると、体調の変化があったとき何が原因かわかりません。
逆に質素な決めったメニューを続けていると、じぶんの体に合う食材や調理法がわかってきます。
とは言え、「健康」は結果論。
タバコも飲酒もしている人が長生きすることだってあります。
日清の創業者は「毎日チキンラーメンを食べて96歳まで生きた」というのは有名な話。
なので、個人的には「質素なご飯を食べていれば健康です!」とは言えません。
ただ30代後半になると体質の変化も大きいですよね。
食生活から体調を整えたい人は、質素な固定化されたメニューを試してみるのも良いと思います。
質素な食事を楽しむコツ
炊飯にこだわる
質素なご飯は飽きるリスクがある。
わたしが飽きずに続けていけているのは、まずそのメニューが好きという前提がありつつ、調理にこだわっているからかなと思います。
まず白米は専用の炊飯土鍋で炊く。
ガスの強力な火としっかり圧力のかかる土鍋で炊くと、ほんとうにふっくらして美味しいです。
火入れの時間を調整するとおこげも楽しめます。
関連記事:長谷園の「かまどさん」を買って使ってみた感想!欠点は?美味しくない?
炊飯に使う水は、煮沸と備長炭で浄水した水を使っています。
関連記事:ミニマリストの飲み物!水は煮沸と備長炭で浄水するのがおすすめ【効果も検証】
お米が最初に触れる水を浄水にするのがポイント。
ファーストタッチは水の吸収率が高いので、そこを浄水にすると香りが良くなります。
次に2回ほど水道水で研ぐ。
米を研ぎながら欠けたり、変色した米つぶを取り除きます。
ここから苦味が出て全体にしみるので、なかなか侮れません。
そしていざ炊く時は再び浄水を使います。
これで完璧!
専用の土鍋を使わなくても、お手持ちの小鍋でも炊くことができると思います。
やっぱり電気よりガスで炊いたほうがが美味しいので、ぜひ試してほしいです。
納豆とゆで卵の作り方にこだわる
納豆の混ぜ方にもこだわります。
納豆はパックからお椀に移し、しっかり混ぜる。
混ぜた後にタレを投入して、軽く和えます。
納豆は糸に旨味成分が多いので、しっかり糸を引かせた後にタレを入れ、その後はあまり混ぜず泡立てないほうが美味しいです。
ちなみに納豆はクイーンズ伊勢丹のものがとっても美味しい。(最近は物価高で手が出なくなってきましたが…)
関連記事:クイーンズ伊勢丹の納豆がいちばん旨い説
ゆで卵は沸騰したお湯に冷蔵庫から出したばかりの卵を6:30茹でる。
こうすると、黄身が半熟になります。
白身は熱が入ったほうがアミノ酸スコア(タンパク質の吸収率)が上がるとのこと。
逆に黄身は火を通しすぎるとビタミンが破壊されてしまうそうなので、半熟がベスト。
味もこのバランスがいちばん美味しいかなと思います。
殻を剥きやすくするため、茹で上がった直後に氷水につけるのを忘れずに。
と、こんな感じでできる限り美味しく作ろうと努力する。
とてもこだわっているようで、調理としてはどれもかんたんです。
「丁寧な暮らし」とまではいかなくても、できる範囲でクオリティを上げようとすると美味しく、楽しく食事ができるかなと思います。
食器にこだわる
わたしはできるだけ焼き物を使うようにしています。
関連記事:ミニマリストにおすすめのオシャレな食器3選。お店やブランドを紹介
別にきどったり、映えたりする必要はありません。
それでも食器にこだわるのは、大袈裟に言うと人間らしく暮らすためだと思います。
思うに、ほんとうに食事をたのしむには「エサっぽさ」を失くすことが大事。
食事をただの栄養補給とせず、そこに小さな美しさをとりいれる。
そんな些細なことが、実は自尊心をつくっている気がします。
質素な食事は、貧相と言えば貧相です。
しかし同じ内容でも貧相にならず、質素であるためには、ちょっとした心がけが大事なのではないかと。
なにか「意識高い」と揶揄されそうな気もしますけど、小さな志を持つことが質素な食事を続けていくモチベーションになっているのかなとも思います。
家や遊びも質素な暮らし
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