「物の少なさに堪えられない!」
パートナー(彼氏・彼女)がミニマリストで、いざ同居をはじめるとそんな悩みを持つ人が少なくないようです。
この記事では、まさにミニマリスト志向のわたしから本音ベースで対処法をご紹介します。
居住スペースを分ける
根本的な解決方法としては、やっぱりそれぞれ個室を持つのが簡単。
物理的な空間を分け、あとは干渉しない。
キッチンやリビングなど共有スペースに関しては、滞在時間の長いほうがイニシアチブを握れば良いでしょう。
とは言えこの方法は、
- お互いが経済的に自立している
- それなりの間取りの部屋に住める収入がある
といった条件が必須になります。
より現実的な方法は、やっぱり限られた空間を前提に価値観のすり合わせをすることでしょう。
いろんなミニマリズムを学ぶ(お互いに)
特に日本のメディア空間だと極端にモノが少ないミニマリストが人気があります。
ところがミニマリストをよくよく掘り下げていくと、
ミニマリストとは単に物が少ない人ではなく、不必要を減らし、必要なことに集中するライフスタイル
と定義している人が実に多いんですね。
ミニマリストは「モノ減らし競争」ではない。
ならば、同居する2人にぴったりの最小限がそこにはあるはずです。
例えばアメリカのミニマリストのジョシュア・ベッカーの家には、テレビもあるしおもてなし用のカトラリーもある。
ミニマリストという言葉をベースにしつつ、実はもっと柔軟に考える幅があります。
ミニマリストの彼(彼女)は、もしかしたら捨てまくって「断捨離ハイ」になっているかもしれない。
ミニマリストではないあなたも、その極端なイメージからミニマリストの効能をよく理解できていない可能性もある。
ミニマリズムを働かせると、
- 無駄遣いがなくなる
- 掃除が楽になる
- 探しものが早く見つかる
など、基本的に万人共通のうれしいことが発生します。
ミニマリストではない自分にも、どこかの部分でメリットがある。
そう考えて、まずはミニマリズムをもう一歩進んで学んで欲しいと思います。
おすすめは書籍です。
YouTubeやSNSなどインターネットメディアだと、極端なものがウケます。
なので、ネットメディアだけをベースに情報収集すると、よりミニマリストのイメージが先鋭化してしまいます。
書籍はより深い考察とゆっくりした思考を表現しやすいので、「ミニマリストの柔軟性」を学ぶうえでは最適でしょう。
おすすめのミニマリスト本をまとめているので、ぜひ参考にしてみて下さい。
ミニマリストじゃなくても、価値観のすり合わせは必要
落ち着いて考えれば、どんなカップルでも価値観のすり合わせは大なり小なり必要です。
そう考えれば、2人の間に「ミニマリスト」というキーワードがある分、有利だとも言えます。
その言葉をヒントに、学び合うきっかけになるからです。
言葉から離れる発想も大事に
とは言え、言葉だけに引っ張られるのも危険だと思っています。
例えばミニマリストが嫌で、今のパートナーとお別れしたとする。
その後マッチングアプリで「非ミニマリスト」を検索すれば、ミニマリストじゃない人と出会えるでしょう。
しかしその新しいパートナーとうまくいく保証はどこにもありません。
さっき言ったように、パートナーシップには何かし価値観のすり合わせが必要だからです。
「言葉で表現した条件」から相性のよいプロフィールを探しても、それはそれ。
言葉の定義や概念が人それぞれである以上、プロフィール上のマッチングは必ずしも好相性を示しません。
言葉は、その人を理解するヒント以上にならない。
そう考えると、結局いちばん大事なのは、粘り強いコミュニケーションですよね。
そして「ミニマリスト」という言葉は、そのコミュニケーションをするうえでのツールになり得ます。
その意味で、やはり学ぶ価値はあると思うのです。
滅多なことは言えませんが、この先そのパートナーとどうなろうと、コミュニケーションをがんばったことはきっと財産になると思います。
新しいパートナーが筋トレマニアだったら、毎日鶏むね肉を食べるハメになるかもしれませんよね(笑)
そしたらまた、コミュニケーションしていく必要があるでしょう。
その時、以前に粘り強くコミュニケーションした経験がきっと生きてくると思います。
「どうせ必要なら、今がんばってみるか」
そんな気持ちでパートナーとのコミュニケーションを深めてみてはどうでしょうか。
ミニマリストについてもっと知りたい
このブログは本だけでなく、さまざまミニマリスト教材を紹介しています。
書籍をチェックできたら、ぜひ映画やブログなどもいっしょに見てみて下さい。
まとめ記事↓
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