「どんな服を選んでも、しっくりこない…」
「気に入って買ったはずなのに、あまり袖を通さない…」
ファッションに迷う理由のひとつは、自分にとって心地よいスタイルがまだ見つかっていないから。
では、どうすれば“自分らしい装い”に出会えるのでしょう。
この記事では、私自身が試してきた
おしゃれ迷子を卒業して、自分のスタイルを見つける方法
を、5つのステップに分けてご紹介します。
おしゃれ迷子を卒業し、心から気に入った服だけが並ぶクローゼットをつくりましょう!
おしゃれ迷子を卒業できる5つのファッション習慣
ステップ① 試着を楽しむ
まずは、オンラインショッピングを少しお休みして、お店に足を運びましょう。
服を知るいちばんの方法は、「袖を通してみること」です。
雑誌やSNSには、さまざまなファッション理論やトレンドがあふれています。
でも、それが必ずしも自分に合うとは限りません。
ひとりひとり体型も肌の色も違いますし、好みも異なります。
いくら理論的に「似合うはず」の服でも、実際に着てみると「なんだかしっくりこない」こともありますよね。
試着をし、鏡の前でじっくりと観察する。
この繰り返しが、自分に似合う服を見極める力を育ててくれます。
関連記事:【ファッション】試着のコツ5選。おしゃれな人はここをチェックしていた
ステップ② 服と暮らしてみる
おしゃれは、見た目だけでなく、暮らしと密接に関わっています。
小さな子どもと過ごすなら、動きやすく洗濯しやすいものを。
車で移動することが多いなら、ロングコートよりショート丈が便利かもしれません。
肌が敏感なら、やわらかな天然素材が心地よく感じられるでしょう。
どんなに素敵に見える服も、実際に着てみなければ「本当に快適かどうか」は分かりません。
試着して「良さそう」と思った服でも、実際に着てみると「シワがつきやすい」「首元がすぐよれる」といったことに気づくかもしれません。
けれど、そうした経験を重ねることで、「自分にとって心地よい服」が見えてきます。
ステップ③ 迷わず手放す
試着も購入も、すべてが学びの過程。
だからこそ、「これは失敗だったな…」と感じる服が出てくるのも、決して悪いことではありません。
ただ、そのままクローゼットに置いておくと、いつの間にか“選ばれない服”が増えてしまいます。
おしゃれ迷子を抜け出すためには、着ない服を潔く手放すことも大切。
関連記事: 大人のクローゼットをつくりたい人へ。正しい服の手放し方、捨てる基準をミニマリストの整理収納アドバイザーが解説
ステップ④ “ちょうどいい”を見つける
おそらくここが最大のポイント。
少しずつ見えてきた「自分のスタイル」も、適当なところで妥協します。
っというのも、わたしたち一般人が購入する服って既製服ですよね。
既製服がぴったり合うってことは、まぁまずないわけです。
「合う服は基本的にない」という前提なのに、完璧を求めすぎると、
いっぱい買って、いっぱい捨てる
の繰り返しになります。
いたずらに消費を繰り返すのは、あまりヘルシーではないと思います。
服に興味を持って、いろんなファッションに挑戦する。
ファッション業界への理解を深める。
それはとても素敵なことだと思います。
しかし新しい服や着こなしが、無限に生まれ続けるのがファッションの世界です。
業界やメディアが、
「あなたはこのぐらいで良いですよ」
と線引してくれることは決してありません。
だから完璧を目指して新しい服や提案をすべて試していたら、お金と時間がいくらあっても足りなくなります。
他者が妥協案を提供してくれない以上、ある地点で「まぁ、このぐらいでいいか」と自分自身で妥協するしかありません。
妥協と言うとネガティブな気がしますが、言い換えればそれは満足。
「ここまでがんばって研究したし、今はこれくらいで良しとしよう」という心持ち。
ふっと肩の力が抜けると、きっと満足感が生まれてくると思います。
ステップ⑤ 記録をつけてみる
これは”できれば”ということになりますが、買い物やコーディネートを記録するとすごく効果的です。
わたしはnoteで「毎月のミニマルワードローブ」と題して、その月の洋服を記録しています。
note:星野ソーダ|ミニマリストのマガジン
こうすることで、おしゃれ迷子が可視化。
「あれこれ試して入るけど、同じところをぐるぐる回っているな…」
「買ったは良いけど、着てないじゃん!」
などなど、記録を見返すことで多くの発見があります。
紙の手帳でもよいですが、デジタルツールを使うことで簡単に画像を添付できるのでおすすめです。
本当に迷ったら、プロの力を借りてみる
近年、定着してきたパーソナルカラー診断や骨格診断を受けることで、似合う色や服のスタイルがぐっと明確になります。
特にレディースは選択肢が限りなく多く、あるていど理屈で取捨選択できないと、どうしても迷ってしまうもの。
例えば、
「これ、本当に似合ってるのかな…?」
と迷っていた服が、診断を受けた後は自信を持って選べるように。
オンラインならココナラ なら気軽に診断を受けることができます。
自宅にいながらプロのアドバイスが気軽に受けられるので、初めての方にもおすすめです。
口コミで評価の高い診断士さんも多数在籍しています。(初回登録クーポンも、ぜひ活用して下さい)
【まとめ】ミニマリストも最初は迷っていた
例えば「カプセルワードローブ」や「私服の制服化」を実践しているミニマリストを見ると、「迷わず、必要な服だけを選んでいる」ように思えるかもしれません。
でも、彼らも最初からそうだったわけではなく、多くの試行錯誤を経ています。
- たくさんの服を試し
- その中で、自分に合うもの・合わないものを学び
- 結果として、無駄のないワードローブになった
つまり、「自分のスタイルを確立するには、ある程度の経験が必要」なのです。
とはいえ、たくさん買う必要はありません。
おしゃれ迷子を卒業するには、必要以上に買わず、ほどよく試し、そして「これでいい」と納得できるポイントを見つけること。
このバランスが何より大切です。
- まずは、たくさん試着をして、自分に似合うものを見極める
- 実際に着て、ライフスタイルとの相性を確かめる
- 迷った服は潔く手放し、クローゼットを整える
- ちょうどいいところで満足し、買いすぎを防ぐ
- 記録をつけてみる
- 本当に迷ったらプロの力を借りてみる
この5つ(とプラスαで診断)の習慣を続けていけば、自然と“自分らしい装い”が見つかるはず。
「何を着るか」に迷わなくなると、毎日がもっと穏やかで、心地よくなります。
快適におしゃれを楽しんでいきましょう!