少ない持ち物で心豊かに暮らしたい——そんなミニマリストにとって、買い物はとても大切な行動です。
わたしは買い物を、
- 家具・家電など必需品、あるいは趣味のもの
- ティッシュやトイレットペーパーなど消耗品
で2パターンに分けて考えています。
分けることで、
- 大切なものは後悔しない
- 興味が薄いものは時短
といったメリットがあるからです。
ミニマリストといっても、いたずらに買い物を制限するわけではなく、人生の楽しみはたっぷり味わいたい。
しかしミニマルにする部分はしっかりとミニマルに。
今日からすぐに試せる内容なので、参考になったら嬉しいです!
ミニマリストの買い物術【高額・嗜好品編】
「メリットを5つ挙げる」ワークで価値を見極める
高額なモノを買うときほど、後悔しないための目利きが重要。
おすすめは、買おうと思っている商品のメリットを5つ書き出すワークです。
たとえば、洋服ならこんな感じ。
- 手持ちの服より素材が高品質
- 仕事にも休日にも使える
- トレンドを押さえつつ飽きのこないデザイン
- 他に代えがたい独自性がある
- 家庭で洗えるからメンテナンスが楽
5つ挙げられない場合は、「本当に必要かどうか」をもう一度見直します。
こういった考察ができないことは、そのジャンルでしっかり競合を調べられていなかったり、その商品に対する分析が足りていない可能性があります。
つまり衝動買いの可能性がある。
言わずもがな、衝動買いは後悔の原因になります。
「価格」ではなく「価値」で選ぶ
セールや割引につい目が行きがちですが、安さを軸に選ぶのはミニマリスト的ではありません。
価格で選ぶと、セールやキャンペーンをチェックするのが習慣になってしまいます。
するといつのまにか「価値」に対する考察がおざなりになり、安さを理由に買うようになってしまいます。
しかし価値が自分の価値観に合わなければ、いつまで経ってもモノが与えてくれる満足感は低いまま。
もちろん、「だからできるだけ高価な商品を買いましょう」ということではないです。
それは逆に価格に囚われていますよね。
ものの値段をいったん脇において、ぜひ先程のワークのように「価値」の考察に集中します。
サブスク・レンタルで試してから買う
「気になるけど迷う…」そんなときは、サブスクやレンタルサービスを使って試すのも賢い手段です。
特に、ガジェットや家具、ファッション小物は、試してみないと本当に必要か分からないもの。
試すことで、買わずに満足できることもあります。
※ブランド服も試せるサブスク → 月額5,940円(税込)〜百貨店初のファッションサブスク【AnotherADdress】
共感できるブランド・作り手から選ぶ
ときには、価格以上に「応援したい」という気持ちで買い物をするのもミニマリスト的です。
- 小規模メーカーのこだわりに共感
- サステナブルなブランドを応援
- 作り手の想いに心を動かされた
こうした買い物は、モノを超えた心を満たす体験になります。
※おすすめファッションブランド → ミニマリストは服をどこで買う?おすすめファッションブランド12選!プチプラ、セレオリ、ドメブラと価格帯別に
ミニマリストの買い物術【消耗品・こだわり薄めのモノ編】
信頼できるブランドを“指名買い”する
消耗品選びは、迷う時間のムダを減らすのがポイント。
「ここで買う」と決めておけば、選択肢が減ってラクになります。
例:
- 雑貨 → 無印良品、IKEA
- 衣類 → ユニクロ、GU
- 食品 → コープ、パルシステム
消耗品は、やっぱり安く買いたいですよね。
ところがあまりに安さを求めすぎると品質が犠牲になり、暮らしの満足度が下がる場合も。
そして「安いものを探す時間」がかなり浪費されます。
結局、「安定した品質で、法外に高くないブランド」を迷いなく買うほうが損がありません。
ツールを活用して賢く最安値チェック
それでも「なるべく安く買いたい」場合は、価格比較ツールでできるだけリサーチを効率化。
【おすすめツール】
- PLUGアプリ(iPhone)
→ Amazon・楽天・Yahoo!の価格比較が見れる。 - ヨリヤス(Web)
→ Amazonと楽天の価格をシンプルに比較。PC・スマホ対応。 - Googleショッピング
→ 商品名+価格で検索すると、各ショップの価格が一覧表示。
【まとめ】ミニマリストの買い物術は「メリハリ思考」
高額・嗜好品を買うときは「学びが増える」買い物を
- 商品のメリットを5つ挙げて判断
- 価格ではなく価値で選ぶ
- サブスク・レンタルで事前体験
- 共感できる作り手から選ぶ
消耗品や日用品を買うときは「そこそこ時短」の買い物を
- 信頼ブランドを決めて迷わない
- 価格比較ツールで賢くチェック
ミニマリズムとは、
モノを減らすことではなく、必要なものを強調すること
という意見があります。
これを買い物に当てはめると、やはり以上のように2パターンで分けることが必要でしょう。
大切なもの・好きなものは、買い物の過程も含めて楽しむ。
しっかり考えて買えば、失敗したってその後に反省点がたくさん見つかり、学びになります。
それは一概に失敗とは言えません。
そして消耗品の買い物は、そうした「本気の買い物」のためにリソースを残すようにします。
リソースとは予算だけでなく、事前の調査や買い物の時間も含まれます。
なので、ここでもキャンペーンやセールを過度に追いかけず、限定的な買い物を。
「本当に大切なものを見極め、心から納得して買う」
こうすることで過度に物が増えないし、買い物の後悔がなくなります。
ぜひ今日から、メリハリのある買い物、意識してみて下さい。